西荻窪にないもの、まっさきに思い浮かぶのが映画館です。隣の吉祥寺には吉祥寺オデヲンをはじめ、ミニシアターのアップリンク吉祥寺もあってうらやましい限り。でも、このコロナ禍で、どこの劇場も休業中。それでアップリンクでは、 アップリンク・クラウド で「アップリンク作品 60本見放題」が始まりました。自宅で60本以上の映画（すでにクラウドには76本あがってます）が7月まで見放題。それがどれもミニシアターの良作ぞろい。さっそく申し込み。
どんな作品が見られるのかチェックしてたら、2015年に上映会とセットの西荻カレー食べ歩きイベントをやったことがある『聖者たちの食卓』がアップされてました。
↓こちらは2015年当時の募集記事。
映画『聖者たちの食卓』について
2011年／ベルギー／65分
監督＝フィリップ・ウィチュス、ヴァレリー・ベルト
http://www.uplink.co.jp/seijya/
シク教の聖地、インドの「黄金寺院」では、毎日10万食が巡礼者や旅行者に無料で振る舞われ、その伝統は500年も続いている。食材の手配から、膨大な量の食事を調理する人、片付けをする人まで、全てがボランティア。「みんなで作って、みんなで食べる」。食という、人の営みの原点を思い出す食事風景に心解きほぐされれるドキュメンタリー作品。
この映画のことは秋田ばる七尾の七尾さんに教えてもらったと、こちらの記事に書いてありました。
この映画が家で見られるということはつまり、劇場ではできないアレができてしまうのですよ。
アレとは、「カレーを食べながら映画を見る」です。すでに浸透した感のあるハッシュタグ #西荻窪お持ち帰りグルメ から西荻窪のカレーをふたつチョイス。
ひとつはガネーシャガルのプロンココ。海老とココナッツのマイルドなカレー。ナンはちょっと写真ではわかりにくいですが超美味のチーズナン。
もうひとつは辛味と酸味がおいしいCAFEオーケストラのポークビンダルー。もりのことで手に入れた野村亜土さんの耐熱皿にぴったり。
さて映画みよっと。登録後はリストから「鑑賞」で見られます。簡単。
おっ、さっそく手洗いから。
このあと、大きなホールでカレーの大会食が始まります。今見直すと、黄金寺院のランガル（無料食堂）ってめちゃ三密だなあ！ 映画って、見る人が置かれた状況や時代の空気で、ぜんぜん違う場面がクローズアップされて見えてくる。見るたびに新たな発見がある。こんな状況だからこそ、これまでに評価が定着しているような古典的作品も含めて、見直してみるのもいいと思います。
ところで、この黄金寺院、今どうなってるのかな。インドで無許可で外出した人が、警察官に棒で叩かれる映像を見かけたこともあるので、10万人がひしめく500年の伝統、どうなってるのか気がかりです。